自分らしく働くために
NKCの女性社員
入社後のキャリアパス
2014年入社特機事業部にて海外工場の輸出入手配等を担当2024年より人事総務部にて創業100周年イベントなどの企画を担当
大学卒業後の進路として、最初は大学院への進学を考えていたのですが、「もっと自由に学びたい」という気持ちから海外の大学に入り直すことを決めたんです。それでもともと興味のあった演劇を学ぶためにイギリスへ渡りました。ところが英語を学ぶうちにその魅力に惹かれ、いつの間にか演劇ではなく英語に集中するようになりました。その後、一度帰国してまず生活を安定させようと働き始めましたが、どうしても「違う」と感じて辞めました。それからまた、海外に関わる仕事がしたいという想いで繊維業界の会社に就職。貿易関連の業務で海外の方々とやり取りする仕事は楽しかったのですが、大学時代から始めていたヨガを本格的に学びたいと思うようになって、インドへ行くという挑戦をしました。
はい、帰国後に偶然出会ったのがNKCです。ヨガ教室から会社が近いことも決め手の一つでした。当初は派遣社員でしたし、ヨガを仕事とするか留学か迷っていて、何年も働けるイメージがなかったのですが、家族の事情やさまざまな出来事を経て、また貴重な経験を積ませてくれたここで「自分の土台をつくろう」と決心し、今があります。振り返ると、一つひとつの選択が意味のあるステップだったと思います。私にとってキャリアとは、計画通りに進むものではなく、その都度挑戦を重ねながら自分の道を切り開いていくもの。迷いや挫折があっても、自分が信じた道を進むことが大切だと思っています。
はい、入社後は特機事業部で海外工場の製造計画や輸出入の手配を担当していました。現地のスタッフとはオンラインでやり取りしながら仕事を進めるのですが、細かな意思疎通が難しいと感じることがありました。それを上司に相談したところ、なんとまだ派遣社員だった私にフィリピン工場への出張のチャンスをいただけたんです。現地でスタッフと直接話し合いを重ねることで、現場の実情や文化的な背景を深く理解することができました。人間関係が築けたことでコミュニケーションがぐっとスムーズになり、業務も進めやすくなりました。また、異なる文化の中で協力する難しさと楽しさを実感することもありました。例えば、フィリピンでは失敗にも楽観的で切り替えが早い一方、中国では率直で自己主張がはっきりしている、といったカルチャーの違いがあります。同じ提案でも、伝え方次第で受け取られ方が変わるので、言葉選びや資料のつくり方に工夫が必要でした。こうした経験を通じて、相手の文化や価値観を尊重しながら自分の考えを伝えるスキルを磨くことができました。
4~5年、海外工場業務を担当した後、組織の変化に伴い、工場業務の補佐に加え、損益管理や予算作成が主要業務になりました。損益分析に取り組む中で原価管理に興味を持ち、開発~販売に至るまでの製品の情報管理の重要性に気づきました。それからは事業部にとって意味のあるシステムの構築を提案し、部署を超えて社内外の人たちに協力してもらいながら現状分析や業者選定を行いました。結果としてシステム導入には至らなかったものの、ある程度の情報を共有し活用できる基盤はつくれたことで、業務の見直しや課題解決に向けた足がかりは築けたと思っています。
現在は特機事業部からは離れ、人事総務部で新しい仕事を学ばせて頂いています。昨年(2024年)は異動早々に担当として創業100周年記念イベントの企画や社史制作等に携わりました。事業部と全く違う仕事の世界観に触れ、最初は正直「転職したみたいだな」と思いました(笑)。でも、その中で「やっぱり自分は何かを企画して、新しいものをつくる仕事が好きなんだ」と改めて気づけたんです。どんな経験も無駄にはならないと感じています。入社前の経験も、派遣時代の仕事も、システムづくりのプロジェクトも、出会った人たちとのつながりも、すべてが今の仕事に活きているんです。これからも、積極的に新しいことに挑戦して、自分の可能性を広げていきたいと思っています。
以前、女性活躍についての研修」に参加した際、女性が働きやすい制度についてチームで議論し、その内容を社長に直接プレゼンする機会がありました。その頃からすでに育休産休後も復職する社員が一般的になっていましたが、「もっとこうすれば良くなる」という意見がたくさん出て、それをそのまま経営陣に伝えられたのが印象的でした。その後、コアタイムのないフルフレックスタイム制度やテレワーク制度など、柔軟で働きやすい環境が次々に整っていくのを目の当たりにしました。社員の声を取り入れ、実際に変化を起こしていく会社の姿勢にすごく感銘を受けましたし、そうした柔軟性がNKCの大きな魅力だと感じています。
NKCには、自分が「やりたい」ことや「やるべき」と思うことをしっかり仲間や上司に提案すれば、それを任せてもらえる環境や機会があります。もちろん、価値観やタイミングは人それぞれなので、必ずしもチャレンジを求められるわけではありません。でも、積極的に行動する人ほど、いろいろなことに挑戦できる会社だと感じています。自分がアグレッシブかどうかは分かりませんが(笑)、自分の中のこれだ!に出会えたときは自然と行動できている気がします。また、NKCには仕事だけでなく人生を楽しむ人が多く、それが会社全体の雰囲気にもつながっていると感じます。私自身、ライフワークとしてヨガを続けていますが、自分らしく生きる取り組みが仕事にも良い影響を与えていると実感しています。社員の人生を大切にしながら、柔軟にサポートしてくれる風土がNKCらしさだと思います。
NKCPRESS