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直径5cmの小さな誇り。
私の設計者人生がはじまった。

軸受事業部 技術本部 軸受技術部 金属保持器グループ
2017年入社 総合工学システム学科 メカトロニクスコース卒

PERSON

<軸受事業部 金型設計の仕事>

軸受事業部が扱うのはNKCの主力製品であるベアリングリテーナー。素材となる金属をプレス機械に設置し、数百〜数千トンもの圧力をかけることで、穴をくり抜いたり曲げたりして加工する。その大量生産を可能にするのが「金型」。いわばモノづくりの「もと」とも言うべき金型の設計を行うのが技術本部のミッションである。Auto CADやNX、MARCなどの専門ソフトを駆使し、ゼロから設計。型だけでなく、材質や加工材料の寸法などもあわせて図面をつくる。試作品ができると、理想のリテーナーが安定生産できるレベルまで品質を追求。ここをクリアすれば、いよいよ生産ラインにて製品が量産されていく。

リテーナーのキーホルダー:

定期入れに付けて、家族や友達に「私の仕事」って説明しています。

ブルーライトカット眼鏡:

PC上で設計を行うので目が疲れないように。

大海原に放り込まれたから、
独り立ちできた。

私のデスクには、手のひらサイズのベアリングリテーナーが置かれています。直径は5cmほど。初めて一人で金型を設計した記念品です。きっかけは入社1年目の11月。突然先輩から資料だけ渡されて「これの金型を設計してみ」と、独り立ちデビュー。いつかは通らないといけない道です。誰の力も借りずにやってみようと、すぐ参考書を集めて読み漁り、見本の図面を横に置いて製図に取りかかりました。でも、いざ始めると何をしていいかわからない。もしも失敗したら現場にも、取引先にも大きな迷惑がかかる。不安に駆られている私を、先輩は見て見ぬふり。1日中ほったらかしの日もありました。そして「もうダメだ!」と投げ出しそうになった時、やっとアドバイスをくれたんです。絶妙な助け舟のおかげで、金型はなんとか完成。製造現場からも喜びの声を受け、無事量産へ。振り返ってみると、先輩は私の主体性を尊重して最小限のアドバイスをくれたんだなと思います。結果、とっても自信につながりました。正式な図面に書かれた自分の名前を見て「設計者としての第一歩を踏み出せたかな」と覚悟を決めましたね。

後輩を信じるようになったら、
自分も成長した。

今は金型設計に加えて後輩の指導も担当しています。最初はうまくいかずに悩むことばかりでした。でも、ある日、初めて金型を設計した時を思い返し、一つヒントが見つかったんです。それは、伝えるばかりでなく、後輩に任せてみること。あの時、先輩は私を信じて任せてくれたから、「次は私が後輩を信じる番だ」と。そうしたら事態は好転して、後輩のほうから積極的に質問してきたり、自発的に動いたり、まるで人が変わったんです。その時に感じたのが、製品や技術に興味を持ってくれることの嬉しさ。「もしかしたら先輩も、質問されると嬉しいかもしれない」と思い、私自身もガンガン質問するようになったんです。おかげで自分でも認識できるくらいスキルが伸び、もっとレベルの高い技術を要する案件を任されるようになりました。視野も広がって、図面を書く時は「どのプレス機で何を加工するか」など生産ラインのことまで意識するようなりました。これからは、納品後の使用用途、活用シーンまで意識したいですね。例えば、このリテーナーは新幹線に組み込まれるのか、あるいは産業機械か、それとも家電か。一つひとつのゴールイメージをより明確に描きながら、理想の設計を目指して行きたいです。

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